涙涙で心が溢れる感無量の瞬間

先日、5~6年ぶりに再会した友人とイタリアン会食を楽しんだ時の話。

その日は、以前お抱えシェフとして仕事をさせていただいたクライアント様も来ていました。

10年程前だったかなー、その方のご依頼は確か芸能人3家族が集うクリスマス会で、まるで昨日の出来事のように語られる思い出話に盛り上がっているとクリスマス会が終わった後の「ある出来事」を教えてくれました。

「ムシューあのクリスマス会は本当にありがとうね」

あの時ビュッフェ形式でやったでしょう、終わった後に多めに作ってくれた料理の残りを僕の母が食べてね、『冷たくなっているのに、こんなに美味しい!と言ってくれたんだよ!

僕の母はね、いろいろな海外に行っててグルメなんだよ。その母が、残り物なのに『美味しい』と言いながら食べてくれてびっくりしたんだ!」

それを聞いた僕は

(美味しい料理って、残り物も美味しいんですよ)

と心の中で思いながら

(10年前ってお母様、一体何歳?余りにも嬉しすぎて胸の中が感喜暴れまくっている!料理ってやっぱり凄い力を秘めているなぁ~!)と、涙涙で心溢れる感無量の瞬間を味わっていたのでありました。

食の世界って一言では語れない世界。

Bienvenue !  Pour un monde délicieux:

ようこそ!口福の世界へ

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