愛弟子とテレビ会議

皆さま、おうちレストラン開業してますか!?

普段仕事に出勤する時間に自宅にいると、新しい発見が幾つも出てくるそうです。なんとなくわかる気がします。

この間、友人が自宅で断捨離していたら、使ったのか使ってないのかわからない製菓器具が出てきたそうです。それで「カイエンヌ風パンドミを作る気になった!」という楽しくなる話もあったりしてね、何十年前の道具なんだろうね?

でもちゃんと蓋つきのパン型も捏ね板も見つかり、無事パン作り挑戦権を得て〜いざ挑戦!

出来上がり、テレビ電話で見せてもらいました。なかなかいい出来なのに、本人は『ちゃんと上まで膨らんだ四角いパンドミの出来上がり』を想像していたようで、「うまく膨らまなかった」と残念がっていましたが、いやいやどうして、美味しそうな焼き上がりで僕的には合格点でした。いったい彼女はどこまで出来たら合格だったのか?そっちの方が気になった(笑)初めてつくったのに(笑)

でも美味しいと満足気だったのが幸い。やっぱり口福っていいですね。今度はダッチオーブンで造りたいとのこと。確か、4年程前に僕の著作のレシピ本にダッチオーブンでのパン造りが載ってるので、それみて頑張ってくださいね〜また焼けたら見せてくださいね!

なんとびっくり!本人からたった今4/28/16:37メールが届いて「懲りずに、また焼いた」と写メと報告があった!前回よりはいい感じに仕上がっている。美味しそう。

久々に娘からの電話で基本に気づかされる…

今日、久々に娘から電話きて少し料理の話になった。
実家から沢山の玉葱が届いたそうで、あまりにも玉葱だらけの部屋に危機感を感じたようで、玉葱だけのオニオンスープ作って飲んだんだそうです。

この後の一言に僕は感動を覚え、「そうだ基本じゃないか」と改めて気づかされた。

その一言とは…

『玉葱ってあんなに甘いんだと想った』っていうんですね。

そう、野菜の甘味を感じられたってところが嬉しかった。特に玉葱は西洋料理では欠かせない基本中の基本で、いろいろな料理の旨味を引き出す素材の一つだ。これで娘もグルメの仲間入りだね!

Soupe à l'oignon à ma façon
玉葱だけのオニオンスープ、ムシュースタイル

①たっぷりの玉葱をスライスする。
※薄く、なるべく薄く切るのが最大のコツになります。薄いほど鍋に当たる部分が多くなり、水分を飛ばすことも多くできるのが旨味成分だけを残すポイントです。

②鍋にオリーブオイルを敷き、スライスした玉葱をどさっといれ、超弱火でかき混ぜながらスュエする。
※スュエ→極弱火で素材から汗が出てくるように調理すること。因みにスュエットスーツのスュエですね汗。
※玉葱の量にもよりますが!30分位超弱火で火を入れる。

③無塩バターを加えて、中火にしてさらに火を加える。
※一か所だけ焼き色がつかないように絶えず混ぜていくと、全体的に黄金色になってきます(さらに30分火を入れる)

④ひたひたになるまで水を加え、あればブイヨンキューブやコンソメの素などを加え、塩・黒胡椒で味を整え、仕上げる。