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独自の進化を遂げてきた、日本の洋食文化を辿る

『ムシューの洋食文化を、世界へ』

ムシューの洋食航海日誌

2026年1月30日
洋食航海日誌 「ナポリタンの歴史」

ナポリタンの歴史

① ナポリタンは “ナポリの料理” ではない

まず最初に──

ナポリタンは日本で生まれた洋食です。

イタリア・ナポリには「ナポリタン」という料理は存在しません。

② 誕生は戦後すぐの横浜ホテルニューグランド

発案者

横浜・ホテルニューグランド

料理長 入江茂忠(いりえ しげただ)氏

誕生のきっかけ

・戦後、連合軍の兵士たちは、

 **ケチャップで味付けしたスパゲティを軍用食**を食べていた。

・それを見た入江氏が、

 「これを“きちんとした料理” として日本人向けに仕上げよう」

 と考えた。

そこで作り上げたのが……

玉ねぎ・ピーマン・ハムなどを使い、

トマト缶詰め生のトマトも煮詰めて作ったソースで和える

“本格的洋食スパゲティ” でした。

つまり初期のナポリタンは、

ケチャップを使っていなかったんです。

③ 大衆化したのは昭和30年代:喫茶店文化が後押し

昭和30~40年代になると、喫茶店が全国に増え、

より手軽でコクのある味付けとして、

ケチャップを使ったナポリタンが普及。

・太めでもちもちした茹で置き麺

・鉄板で炒め、香ばしさを出す

・バターの香り

・粉チーズをたっぷり

この“昭和の喫茶店スタイル” が、

今の一般的なナポリタンの原型です。

④ 名前の理由は?

「ナポリタン」

= “トマトの国らしい、ナポリ風の香り” というイメージから命名されたとされます。

実際のナポリ料理とは別物。

⑤ つまりナポリタンは、日本の戦後文化・喫茶店文化の象徴

・洋食の技術

・戦後のアメリカ文化

・昭和喫茶店の工夫

・日本人が好む甘味×酸味

これらが混ざってできた、純日本式パスタです。

ムシューの専門領域で言うと、

「食文化 × 時代背景 × 大衆化プロセス」

がすべて詰まった、まさに“洋食文化の象徴”。

ムシューが『なんとなく知っていた』感覚の正体

戦後の米軍の影響

ホテルニューグランドの発祥

本来はケチャップではない

喫茶店で大衆化

この“断片的な記憶” が混じって、

僕の頭の中に“うっすらした誕生物語” が残っていたんだと思います。

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読むだけで終わらせない。 文化を残す側に、回る。

日本の「洋食」は、世界に語られていない。
なぜ、洋食は日本で独自の進化を遂げたのか。
なぜ、今も人の心を掴み続けるのか。
このブログは、50年の料理人人生をかけてムシューが文化としての洋食を、世界へ届けるための記録です。

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